ナンカア楼

見たこと、聞いたこと、感じたことを気まぐれに。

暦~こよみ~

« | 2017-05 | »
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

アーカイブ

カテゴリー

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
宇宙で一番優しい惑星
タイトルと内容が違う本というのは、往々にして存在する。
本書などはその際たるものかもしれない。

人類が誕生するより遙か昔、遠い宇宙にある惑星オルヘゴ。
地球にどこか似た星には、相容れない三つの種族が存在していた。
おぉ、これはSFではないか、まっとうな。

・・・と思ってページを開いたら甘い期待は吹き飛ばされた。
全編殺戮と暴力シーンで埋められていると言っても良い。
タイトルと内容が違うやんけと思っても、もう遅い。
著者の世界に引きずり込まれている自分の存在に気づく。

そして、読み進めていく内にそうしたシーンに薄笑いを浮かべている自分に気づく。
地球のカリカチュアと考えれば、これほど笑える話はない。
登場人物に救いの一欠片もないけれども。

ともあれ、SFとして読んでも良し、風刺小説として読んでも良し、殺戮・暴力シーンに目くじらを立てない人なら十分楽しめると思う。

戸梶圭太著
中公文庫
スポンサーサイト
モーフィアスの教室
ジャンルとしては、ホラーと考えれば良いのだろうか。
悪夢が現実化しようとする話だし。

ととりとめもなく始めてしまったが、著者のデビュー作「ダーク・バイオレッツ」シリーズ、続く「シャドウテイカー」シリーズと、ホラー色の強い作品を読んできた身にはしっくり来る話だった。

今回は「夢」が舞台。
夢の教室で怪物に食われた者は、二度と目を覚ますことはない。
主人公・岸杜直人は幼なじみ・久瀬綾乃と謎解きを始める。

綾乃のキャラクターには好き嫌いがはっきり出るだろうと思う。
女性には受けるのではないだろうかと考えてみたりする。
特に、そのはっきりした物言いなど特に。

逆に主人公・直人の影が薄いのが気になる。
今回が「主人公の能力覚醒編」ということを考えても、綾乃においしい所を持って行かれたという印象を受けた。

とはいえ、導入部としては上々のでき。
今月出る二巻は予約済みだ。

三上延 著
イラスト 椎名優
電撃文庫
れじみる。Junk
ようやく去年12月の新刊辺りまで積み本の山を崩すところまでやってきた。
これだけ、よくもまぁため込んだものだと痛感する。

今回は「レジンキャストミルク」シリーズの番外編第二弾。
という訳で、本編の陰々滅々としたムードはどこへやら、どいつもこいつもバカばかりやっているというのが読み終えた第一印象。
そんな本編とは逆の雰囲気を持つ短編集とはいえ、ちゃんと本編とリンクしている所はリンクしている等、見所は多い。
個人的に良かったのは第4話「ありがと、ばいばい」。
コミカルな話が多い中、しんみりとさせてくれた。

そして何より面白かったのは巻末マンガ「レジンキャストミルクができるまで」。
フィクションだが、こんなやりとりがあったのかいなと思わせる所が著者らしい。

藤原 祐著
イラスト椋本夏夜
電撃文庫
夢をかなえるゾウ
不覚にもベストセラーに手を出してしまった。
職場の同僚が「面白い」とあまりに連呼するので買って読み始めた。

主人公の夢をなくしたサラリーマンを自分と重ねる人が多いだろうな、と思う。
そんな彼の前に現れた、ゾウの神様「ガネーシャ」。

この二人(?)のやりとりを軸に話は進行するが、ガネーシャの説法がハウツー本っぽく見えるのはマイナス点。
しかし、それを補って余りあるほどのユーモアがそれを上手く隠しているなと思った。

とにかくページをめくるのが楽しく、珍しいことに三日で読み終えてしまった。
それも電車の中で。

また、ガネーシャの説法を聞いてみたいと思う自分がそこにいた。

水野敬也著
飛鳥新社
まぶらほ~凛の巻~
「まぶらほ」シリーズ、短編集の方がすんなりと入っていくことが出来て好みだったりする。

それはそうと、あとがきを読んで意外なエピソードが。
本作のヒロインを張る神城凛が人気ではトップだという。
もう少し混沌とした人気争いをしていると思っていたので、ちょっと意外な感じがする。

やはり小柄で、気が強くて帯刀しているキャラというのは人気が出るものだろうか。

本編は三編の中編から構成されている。
個人的にはメイドさんと共闘する第三話も悪くないが、やはりB組の罠に陥って凛が四苦八苦を強いられる第二話がベストだった。
第一話は何か第二話のインパクトに負けてしまっているなと感じる。

ともあれ、帯にあるとおり「神城党の聖典、ここに誕生!」とあるとおり、神城凛の全てが描かれている。
普通なら忌避するタイプの話だが、こうして感想を書いているあたり読後感は悪くなかった。

築地俊彦著
イラスト 駒都え~じ
富士見ファンタジア文庫

 | HOME |  »

最新のエントリー

最新のコメント

最新のトラックバック

プロフィール

Curious A

Curious A

ネットの片隅でネタを探して幾星霜。
「こっそり、ひっそり、目立たずに」が座右の銘。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。