- 2006/09/24(日)
久しぶりに三分冊のSFなんて読んだ。
最初は見かけ倒しかと思った分量だが、これでも足りないと思わせる位の充実ぶりだった。
これは前作「リバティ・ランドの鐘」にも言えたことだが。
もう少し整理して、別の作品に回してもいいのでは、と思わせてしまう程盛り込まれたネタは過剰だ。
何と言っても主人公ディックのヘタレぶりが良い。
最初は道化そのものだったが、ページをめくるたびに成長の跡が見て取れるのが気持ち良い。
そして、ディックを支える戦闘尼キャルがもっと良い。
設定に触れるとネタバレになるので書かないが、作品の世界観のグロテスクぶりの象徴であるとだけ書いておく。
メカニック的には遠未来の話なのに「プロペラ機」が乱舞する。
しかも、「ブラックウィドゥ」とか「マローダー」が飛び回るのだからもう止められない。
その理屈もSFしているので満足だ。
あっと驚く陸上戦艦も出てくるし、メカニック的にはあまりケチつけようという気にはならなかった。
メインも脇役も味がある、この三冊。
古書店の店頭では意外に安く手に入るので読んでみても損はない。
著者 秋山完
朝日ソノラマ文庫
最初は見かけ倒しかと思った分量だが、これでも足りないと思わせる位の充実ぶりだった。
これは前作「リバティ・ランドの鐘」にも言えたことだが。
もう少し整理して、別の作品に回してもいいのでは、と思わせてしまう程盛り込まれたネタは過剰だ。
何と言っても主人公ディックのヘタレぶりが良い。
最初は道化そのものだったが、ページをめくるたびに成長の跡が見て取れるのが気持ち良い。
そして、ディックを支える戦闘尼キャルがもっと良い。
設定に触れるとネタバレになるので書かないが、作品の世界観のグロテスクぶりの象徴であるとだけ書いておく。
メカニック的には遠未来の話なのに「プロペラ機」が乱舞する。
しかも、「ブラックウィドゥ」とか「マローダー」が飛び回るのだからもう止められない。
その理屈もSFしているので満足だ。
あっと驚く陸上戦艦も出てくるし、メカニック的にはあまりケチつけようという気にはならなかった。
メインも脇役も味がある、この三冊。
古書店の店頭では意外に安く手に入るので読んでみても損はない。
著者 秋山完
朝日ソノラマ文庫

