- 2007/03/13(火)
卒業式を翌日に控えた高校で、目立たない中年女性教師が引き起こした学校ジャック。
彼女は自らの生徒を一人一人殺害していく・・・。
という導入から始まる本作。
殺される生徒というのがドイツもコイツも「ワル」ばかり。
同情する気すら失せるが、それ以上に中年女性教師、近藤の言動に惹かれるものがあった。
そして、警察やマスコミ、被害者(加害者でもある)生徒の両親を手玉に取る知略。
読んでいるこちらを本当に飽きさせない。
冒頭の何でもない伏線の解き明かし方には目が覚める思いだった。
ただ、被害者は何をやっても良いのかという重い問い。
これは本書のメインテーマにも繫がるので一読した上で判断した方がいいのだろうが、個人的にはいかがなものかという気がする。
いくらフィクションでも許されるのは、この辺りが限度かなとも思った。
この人の本は初めて読んだが、期待以上。
別の本にも手を出したくなった。
著者 黒武 洋
新潮文庫
彼女は自らの生徒を一人一人殺害していく・・・。
という導入から始まる本作。
殺される生徒というのがドイツもコイツも「ワル」ばかり。
同情する気すら失せるが、それ以上に中年女性教師、近藤の言動に惹かれるものがあった。
そして、警察やマスコミ、被害者(加害者でもある)生徒の両親を手玉に取る知略。
読んでいるこちらを本当に飽きさせない。
冒頭の何でもない伏線の解き明かし方には目が覚める思いだった。
ただ、被害者は何をやっても良いのかという重い問い。
これは本書のメインテーマにも繫がるので一読した上で判断した方がいいのだろうが、個人的にはいかがなものかという気がする。
いくらフィクションでも許されるのは、この辺りが限度かなとも思った。
この人の本は初めて読んだが、期待以上。
別の本にも手を出したくなった。
著者 黒武 洋
新潮文庫

