- 2005/09/28(水)
通勤電車で読むには少し重い本かもしれない。
しかし、戦争時に華々しい活躍や壮絶な最期が伝えられる軍艦に較べて、物資輸送に従事して負けず劣らず壮絶な最期を迎えた商船について触れた本を店頭で見かけることはほとんどない。
これは、その貴重な一冊と言える。
本書は16のエピソードから構成されているが、この内の11のエピソードが第二次大戦関係。
通読して思ったのは、日本とアメリカの「兵士」に対する扱い方と輸送船に対する考え方があまりに隔絶していたこと。
貨物船に一坪10人以上と、乗せるだけ乗せた日本と、専用の軍隊輸送船を仕立てて最低でも就寝スペースは確保したアメリカ。
量産性を重視する余り、粗悪な戦時標準船しか造れなかった日本と、計画的に戦後も通用するリバティー船を大量生産したアメリカ。
こんな国と精神論だけで戦争しても勝てなかった訳である。
前作となる「輸送船入門」、「商船戦記」と合わせて読んでいただくと更に理解が深まると思う。
興味とお時間があれば是非。
著 者 大内健二
光人社NF文庫
しかし、戦争時に華々しい活躍や壮絶な最期が伝えられる軍艦に較べて、物資輸送に従事して負けず劣らず壮絶な最期を迎えた商船について触れた本を店頭で見かけることはほとんどない。
これは、その貴重な一冊と言える。
本書は16のエピソードから構成されているが、この内の11のエピソードが第二次大戦関係。
通読して思ったのは、日本とアメリカの「兵士」に対する扱い方と輸送船に対する考え方があまりに隔絶していたこと。
貨物船に一坪10人以上と、乗せるだけ乗せた日本と、専用の軍隊輸送船を仕立てて最低でも就寝スペースは確保したアメリカ。
量産性を重視する余り、粗悪な戦時標準船しか造れなかった日本と、計画的に戦後も通用するリバティー船を大量生産したアメリカ。
こんな国と精神論だけで戦争しても勝てなかった訳である。
前作となる「輸送船入門」、「商船戦記」と合わせて読んでいただくと更に理解が深まると思う。
興味とお時間があれば是非。
著 者 大内健二
光人社NF文庫
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