ナンカア楼

見たこと、聞いたこと、感じたことを気まぐれに。

暦~こよみ~

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スレイヤーズすぺしゃる 30 白銀の弾丸
短編集だけで30冊目。
ライトノベル史上最多の刊行ペースではなかろうか。
それにつきあう自分もちょっとしたものかもしれない。

話のフォーマットは大体こんな感じ。
「旅する魔道師リナ・インバースが旅先で事件に出会う。時に自称リナのライバル、ナーガを交えた騒動の果てに報酬をせしめて旅を続ける」というもの。

今回もこのフォーマットを律儀に踏襲したエピソードが展開される。
個人的に面白かったのは表題作の「白銀の弾丸」。
心温まる雪合戦が、文字通りの「合戦」に変化していく様が「お約束」通りとはいえ笑い所をきっちり押さえてくる辺りが職人芸だと感じる。

電車の中で読むにはちょうど良い厚さと内容。
たまには肩の力を抜いてこうした話に触れるのも悪くないなと思う。

著者 神坂一
イラスト あらいずみるい
富士見ファンタジア文庫
さくらインテリーズ
電車の中で読む本としては大変面白かった。
特に朝。

さくら児童公園に住み着いた3人のホームレス。
そのなわばりに謎のデブ男が侵入した所から話が始まる。

とにかく、全編流血の嵐。
そして自業自得というのか、状況に流され続ける。
その様が壮絶。

電波男にだまされて謎の宇宙船発掘を手伝わされるわ、新幹線を爆破しようとするわ、食人種の中に入り込むわ・・・一見脈絡のない話がきっちりと構成されているのが良い。

特に最終章は必見。
格差社会と監視社会の醜悪なパロディとして読めば、これほど笑えるものはなかった。
もちろん黒い意味で。

個人的に気になった(「気に入った」という意味ではない)のは捏造で考古学会を追放されてホームレスになった藤守。
彼の生き様を見るだけでも読む価値はある。
とにかく救いようがないが。

戸梶圭太著
早川JA文庫
日本を降りる若者たち
新聞の書評で気になったので半ば衝動的に購入。
「外こもり」という言葉に惹かれて。

「外こもり」とは、海外の街で何もせず引きこもる人たちのことを指す。
日本で稼いだお金を元手に赤貧生活を送る。
その舞台は、タイ・バンコクのゲストハウス。

どうして外こもりになったのか、様々なケースが紹介される。
その中で感じたのは「日本に閉塞感を覚えてタイへ出た」と思える人が多いこと。
確かに働いていてもロクなことはないが、そこまで思い切った手段が取れる人が現実にいることに驚いた。

印象に残ったのはこの点くらいなもので、もう少し「外こもり」の人の生態を描いて欲しいと思ったが、そこはやはり新書の限界か。
個人的には憧れる世界の話だが。

下川裕治著
講談社現代新書
工作少年の日々
ミステリー作家として著名な筆者は実はエッセイストとしても、達者な人だと個人的には思っている。
その著者が自由なテーマに基づいて綴ったエッセイ集。

とにかく全編「モノ作りとは何か」という言葉で表されている。
筆者は本当にモノ作りが好きなんだなぁということが行間から伝わってくる。
その合間に挿入される人生訓がまた独特で、エッセイの読後感に独特な「味」を残してくれている。

解説込みで250ページちょっと、電車の中で読む本としてはちょうど良かった。
まだ「MORI LOG ACADEMY」の未読が積んだままになっているが、こちらの方がテーマが一般的な分、とっつきはいいように感じた。
工作に興味がある人なら手にして損はないかと思う。

森博嗣著
集英社文庫
人類は衰退しました 2
ようやく出たシリーズ最新作。
積み本の中から発掘して二日で読み終えた。
とにかく内容が濃い。

今回は二編収録され、一編目が「わたし」が変な道具で経験するおかしな体験談、二編目が新たにやってきた助手を迎えに行った「わたし」がハマリ込む無限ループにまつわる体験談となっている。

「変な道具」が何か書くと即ネタバレになるので、ここでは書かないが彼女の冒険は一読の価値あり。
かわいらしくて変な、自意識過剰な生き物との絡みが面白かった。

二編目は時間SFとして読めると思った。
助手を何度も迎えに行かされる無限ループ。
それを作っている妖精さんの発想には驚くしかない。
しかも、これが思いつきの範疇を出ていないのだから。
つくづく、作者は何を考えているんだろうと思わされた。

妖精さんのルーツとか、人類が何故衰退したのかという謎解きなど、どうでも良くなってきた。
この居心地の良い、まったりした環境に浸っていたいと思ったのは、自分だけだろうか。

田中ロミオ著
イラスト・山崎透
ガガガ文庫

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Curious A

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ネットの片隅でネタを探して幾星霜。
「こっそり、ひっそり、目立たずに」が座右の銘。

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